心のコンディショニング〜発達や脳から考え整える脳幹、大脳辺縁系、大脳新皮質のコンディショニング〜

いつも私のブログを開いていただき嬉しいです。

今回の記事は少し気合を入れています。

自分でもとても良い記事だと思っています笑

– 目次 –

1. 私自身の経験

2. 経験者としてのアドバイス

3. 身体のコンディショニング専門家としてのアドバイス

4. 脳の発達から精神状態を考える

5. 脳幹のコンディショニング低下

6. 大脳辺縁系のコンディショニング低下

7. 大脳新皮質のコンディショニング低下

8. 最後に

コンディショニングと聞くと

身体のケアばかりフォーカスされるのですが、

実際に心の変化を察知し、心のコンディショニング

というのも非常に重要な要素になっていきます。

1. 私自身の経験

私自身も過去に大きくメンタル面が落ち込み、

・意欲低下 :意欲がなくなってしまった

・目標消失 :何をしていいのかわからなくなった

・不眠   :夜眠れなくなってしまった

・無気力傾向:日中ボッーとするようになってしまった

・コミニケーション障害:人とのコミニケーションが取りづらくなってしまった

という期間を高校時代〜大学〜社会人の最初期間の7~8年ほど過ごした経験があります。

この期間は

・眼窩痙攣

・嘔吐傾向

・過食

・震え

・頻回な頭痛

・すぐに疲れてしまう

などがあり身体の調子が最悪で

・何もしても続かない

・目標を立てても達成できない

・一度落ち込んだら数日から数週間ネガティブな思考から抜け出せれない

などの活動にもとても影響が及ぼした期間がありました。

当時は自分の身体に何が起きているのかさえ理解できず、ただただなぜこんなに自分は弱い人間なのかとしか思えなかった時を過ごしました。

 

今では意欲的で、目標志向で、仕事がなければ夜9時に寝て朝5時には起きて、日中はばーっと仕事をできて、そんなメンタルがどうしようもないなんてことはほとんどないです。

コミニケーションは今でも得意な方ではないですが笑

別に支障はあまりないです。

 

当時を思えば辛い経験ですが、思考パターンから身体の変調がきて、身体の不調から思考パターンが落ちるという最悪のスパイラルがあることを身をもって経験したことは、コンディショニングトレーナーとして1つの強みになっています。

2. 経験者としてのアドバイス

  • 運動習慣

運動習慣は自分を助けてくれます。運動習慣がメンタルに及ぼす重要性って私はものすごく良い影響があると確信しています。どんな運動でも毎日ちょっとずつでもすることは人間にとってとても大切なことです。汗をかかないストレッチやちょっとした筋トレでもなんでもいいです。とにかく身体日常使っていないレベルで動かすことがとても大切です。

 

  • 生活習慣

生活習慣もとても大切です。一番必要なのは掃除です。身の回りが煩雑で散らかっていると思考パターンも散らかります。目に見えるところはなるべく何もない状態、そしてものを置く場所を決めたり、物の種類でカテゴライズしていつでも取り出しやすいようにしておくとなおいいです。また自分の落ち着く色や物はなるべく身につけるようにするか、目に見えるところに置いておくととてもいいです。

 

  • 考え方

「〜しなければならない」「〜できないとダメ」など○か×がみたいな思考の場合はできなかった反動が強く、できなかった場合のダメージが大きいのでまずは今の自分にすぐにできることをしていくことを練習していった方がいいです。そういう方は年間目標や月目標などはなんとなく立てられるけど、5〜10分間でできることなど小さな時間で確実にこなせることを積み上げる練習をしていった方がいいかなと思います。自分が小さなことと思っていることをコツコツ積み上げることを1日、3日、1週間、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年とできることの方が年間目標や月目標を追いかけるよりとても重要です。

 

やらなければいけないことやできなければいけないことなんて長い人生で考えたら、本当は少ないかもしれませんね。コツコツ積み上げられることの先に本当にやらなければいけないことややりたいことできることが見えてくるはずです。

 

目標がない人でも安心してください。自分のためになることをなんでもいいです。先ほど述べた運動習慣でも、生活習慣でも、美味しいものを食べるでも、心地よい場所に行くでも、好きな音楽を堪能する時間を作るでもなんでもいいので、自分のためになることを生活の中に確実に組み込んでいってください。

 

とにかく自分を大切にすることが必要です。

自分を大切した習慣の先に見えること、できることを広げていくことが必要です。

自分を大切にできない習慣の先は真っ暗で何も広がっていないかもしれません。

 

3. 身体のコンディショニング専門家としてのアドバイス

私のように精神面が不調になった人でも身体のケアと生活改善で身体から思考パターンを変えていくことは可能です。意欲的でポジティブな思考パターンは身体からも作ることができます。

 

普段の思考や他者とのコミニケーションという精神活動は、人間らしい高度な行動です。

 

人間の発達は積み木を積み上げるように少しずつ発展していきます。

 

① 呼吸

② 感覚

③ 動き・姿勢

④ 言語

⑤ 学習・コミニケーション(知的活動)

 

の順で発達していきます。

 

特に発達の土台となる「呼吸」が深くできるかどうかは精神活動に密接に関わります。

 

×  呼吸が浅くなると精神が乱れ

○ 呼吸が深くなると精神が安定する

 

身体のコンディショニングの専門家としては精神状態が乱れている人は

呼吸を深くするために

腹部、横隔膜の硬さ、背中肋骨の柔軟性は

特に重視して柔らかくなるように努めてもらいたいです。

 

おすすめのストレッチ

① 横隔膜のリリース

② 下腹のリリース

③ 体幹周りのストレッチ

やってもらうと少し痛いと思いますが、終わった後は少しスッキリした感覚になると思います。呼吸も最初よりも深く吸えるはずです。

 

精神状態が乱れている人はその「身体のスッキリ」した感覚を出していくことが

とても重要です。

 

4. 脳の発達から精神状態を考える

感覚を感じる脳は内側から外側に脳幹、大脳辺縁系、大脳新皮質という分け方ができます。

脳幹は「反射(身体)」

 

大脳辺縁系は「反応(感情)」

 

大脳新皮質は「対応(知性)」

 

脳は脳幹から大脳辺縁系へそして大脳新皮質の順に発達していきます。

 

脳幹    ⇄  大脳辺縁系、大脳新皮質

 

大脳辺縁系 ⇄  脳幹、大脳新皮質

 

大脳新皮質 ⇄  脳幹、大脳辺縁系

 

この3つは相互に関係しあっています。

 

5. 脳幹のコンディショニング低下

脳幹が司どる反射活動とは刺激に対して感情に関わらず身体が勝手に動くことです。

呼吸の活動をメインとして、内臓の活動も含みます。

呼吸や内臓活動は自律神経反射です。

 – 呼吸が浅い

 - 過呼吸

 - 無呼吸症候群

 - 蓄膿症

 - 喘息

 - 便秘

    – 下痢

 - 胃もたれ

 - 逆流性食道炎

 - 胃炎

などの呼吸、自律神経異常があると脳幹レベルでコンディショニングが低下しているということになります。

 

反射が整っていないと感情や知性が乱れます。脳幹レベルでコンディショニングが乱れていますから、言いか悪いかを判断する以前に身体が反射活動的に整っていない状態なので、感情も知性も乱れている状態です。すぐに辞めたくなる、物事が続かないという場合は脳幹レベルで「逃避反射」を起こしている可能性があります。見たもの、触ったもの、聞いたことがいいか悪いかを考える前に拒否を起こしている可能性が高いです。

 

仕事や勉強や物事に集中できない心のコンディショニングの場合はまずは脳幹の活動が低下していることを疑ってみるべきです。

 

6. 大脳辺縁系のコンディショニング低下

大脳辺縁系が司る反応活動は、外界からの刺激を「快か不快か」で判断します。「快」であればどんどんその刺激が欲しくなり、不快であればその刺激を遮断/拒否します。ポジティブ(前向き)かネガティブ(後向き)かの感情のコンディショニングは大脳辺縁系のコンディショニングです。

 

特に、大脳辺縁系と関わりが深いのが五感(味覚、嗅覚、視覚、体感覚、聴覚)です。

 - 味覚が感じられない

    – 濃い味付けでないと食べれない

    – 耳鳴り

    – 周りのざわざわした音に耐えられない

 - バランス感覚の低下

    – めまい

 - 匂いを感じない

 - 視覚異常

 - 身体の一部がざわざわする

 - 身体全体がだるい、重い、痛い

などとなってくると大脳辺縁系レベルでコンディショニングが低下していることになります。

 

身体が「不快」な反応を受け取っているので感情はネガティブな方へ引っ張られていきます。

また判断や決断も自身がなくなり、他人の意見も受け入れがたくなってしまいます。この人活力がないな、私最近意欲がでないなと思ったら大脳辺縁系のコンディショニングが低下しています。そのうち身体の反射活動にも影響してしまいます。

 

すぐイライラしたり、無気力な状態、目標を考えることが嫌になってしまう心のコンディショニング状態は大脳辺縁系の場合はこの五感を不快な状態から快の刺激を受け取れるように身体と行動を整えることが重要ですね。

7. 大脳新皮質のコンディショニング低下

大脳新皮質が司どる活動は、「考える」ことです。刺激に対して反射的に、感情的になるのではなく考えることでうまく社会や人生に適応した答えを導くことができるのは大脳新皮質の活動です。人間らしい活動です。

 ー 社会にうまく適応できない

 ー 理論がまとまらない

 ー 意見がまとまらない

 ー 直感がはたらかない

 ー 共感ができない

 ー 未来を想像することができない

 ー コミニケーションがうまくできない

などの場合は大脳新皮質での活動がうまくいっていない状態です。

 

大脳新皮質の司る精神・社会活動は脳幹、大脳辺縁系の活動が整っていないと100%の力が発揮できません。

大脳新皮質の活動をうまく働かせようと思ったら呼吸や自律神経、そして五感を整えておく必要があります。大脳新皮質の活動は脳幹と大脳辺縁系の土台がしっかりしている状態でベストな活動ができます。

8. 最後に

特にこのコロナ渦で働き方や生活スタイルが大きく変わり、脳幹レベルでコンディショニングが乱れている人が多いです。

 

呼吸や内臓活動がスッキリと動かないとイキイキした人生や生活が送りづらくなります。

大きく乱れてからでは整えるのにとても時間がかかります。お金もかかります。

 

今の時点で乱れていると感じたら、なるべく早めに、小さなことても短時間でもいいのでコツコツとコンディショニングをしていくことをオススメします。

 

乱れている社会だからこそ、

一人一人が自分や家族の身体を気遣って

心も身体もポジティブな状態に保って

社会の一員として今できることを

しっかり考えれるようになっていきたいですね。

 

この内容に興味を持った方はこちらの書籍がオススメです。

参考書籍:人間脳を育てる-動きの発達-原始反射の成長- 

  著者:灰谷孝