生活習慣の変容・セルフケア

日常的な姿勢や動きの習慣

膝に負担のかけやすい歩き方、使うべきところ使っていない動き、首に負担のかかやすい姿勢など個々人によって動きに癖があります。
また個々人によって関節や力の出し方に特徴があります。
自分に合った姿勢を理解し、職場や運動の際に習慣化していくことでより慢性痛を感じにくくなります。

食の習慣

痛みを出している場合、食習慣が著しく偏った栄養素の摂りすぎ、または栄養摂取が足りていない可能性あります。
著しく偏った栄養素の摂りすぎは内臓の調子を見出し、血液の循環を悪くし、栄養の供給を妨げます。
タンパク質やビタミン、ミネラルの不足は筋肉や組織の再生を遅らせます。
まずは炭水化物やタンパク質を適量を摂取したり、水分をこまめに摂取するようにしたりとできることから食の習慣も変えていただくことでより身体が変化していきます。

睡眠の習慣

痛みを慢性化させる原因には睡眠不足、睡眠の質の低下があげられます。
睡眠中に脳や内臓の働きは休憩することができ、身体を直す力が高まります。
まずはスマホやパソコンやテレビなどの意識的な視聴制限や、お風呂を入る時間などを決めて習慣化して、眠りやすいようにしていきましょう。
習慣的に身体を整えることで、睡眠の質も向上していきます。
睡眠が充実してくると痛みが著しく減少する場合もあります。
睡眠を向上させてより慢性痛に強い身体を作りましょう。

運動習慣

身体のあちこちが痛い場合、昔に比べて身体の柔軟性や筋力や持久力が低下している場合が多々あります。
まずは失ってしまった柔軟性や筋力や持久力を少し戻してみましょう。
身体が変わることで痛みの感じ方が大きく変わってきます。
また歩いたり、走ったり、定期的にジムで身体を動かしたりするような継続的な運動は身体のホルモンや血液の循環をよくします。

全く動かなかった状態から少し運動習慣を取り入れたり、自分に合った運動習慣を取り入れることは慢性的な痛みには非常に効果があります。

ケア習慣

運動習慣に入る前に「ほぐす、柔らかくする」ことが必要です。
Physio fitでの施術やフォームローラーやストレッチや自分の手を使って身体が本来の動きができるように整えていきます。
組織を本来の柔らかい状態になることで筋肉や内臓や脳の状態が整っていき、治癒する能力が戻っていきます。

習慣化・コーチング

自分の身体を理解したら、改善の道筋が見えてきたら習慣を実践していきます。

コンフォートゾーンとは心理学の用語で、「安心できる/自分をコントロール下にある」という領域です。
今までの生活習慣、人間関係、食の嗜好など馴染みがあって心地よく感じる事柄、空間のことです。

フィアゾーンとは、慣れ親しんだものから離れようとするとき人は自信が持てず、コンフォートゾーンに戻ろうと言い訳を探します。
「自分には無理」「自分にはまだ早い」など自身が持てない状態です。
やらずに終わってしまう、続くかずにやめてしまうのがこのゾーンの特徴です。

ラーニングゾーンとは、学びと経験が得られる領域です。
初めは不安に思えることも学びと経験を得ることによって、次第にコンフォートゾーンになって習慣化していきます。
最初は辛く苦しかったことも続けることによって次第に普通の領域が広がっていきます。

パニックゾーンとは、焦りでやり過ぎてしまって肉体的、精神的にストレス過多になり逆効果な領域です。
適切な量や負荷でない領域ですので、量や負荷を調整する必要があります。

自分の身体を変えていくときもこのようにコンフォートゾーンから抜け出し、フィアゾーンを乗り越え、ラーニングゾーンで経験を得ていく必要があります。
そして少しずつコンフォートゾーンを広げていくことで習慣も身体も変化していきます。
しかし、真面目な人ほどラーニングゾーンを通りこえパニックゾーンまでやってしまい、逆効果になることがあります。

Physio fitでは、慢性痛を改善していくためにしっかり身体を整えながら習慣化が必要な部分をお伝えし、寄り添っていきます。