国際認定Fascial Manipulation® スペシャリスト【CERTIFIED FASCIAL MANIPULATION® SPECIALIST/CFMS】を取得

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ファシアルマニュピレーション®️とは?

ファシアルマニュピレーション®(Fascial Manipulation®)は、イタリアの理学療法士であるルイジ・ステッコ(Luigi Stecco)によって開発された治療法です。この手技療法は、筋膜(ファシア)と呼ばれる結合組織に焦点を当て、身体の機能改善や痛みの軽減を目指します。

例主な特徴は、

 ー  筋膜の張力や滑りの異常を評価し、特定のポイント(筋膜の中心と呼ばれる部分)をマニュピレーション(手技療法)で治療します。 

 ー 身体全体の筋膜ネットワークを考慮し、症状のある部位だけでなく、関連する他の部位も評価・治療します。

 ー 身体の機能とバランスを改善するために、全身の筋膜の連動を重視する全身のアプローチです。

 ー 患者の動作や姿勢を観察し、どの筋膜が問題を引き起こしているかを特定します。

 ー 筋膜の構造と機能に関する解剖学的・生理学的な研究に基づいています。

 ー 慢性痛、筋骨格系の慢性的な痛みや不調に対してや、スポーツによる怪我やパフォーマンス向上のためのケア、手術後の回復を助けるための治療としても有効です。

というファシアルマニュピレーション®(Fascial Manipulation®)は、科学的な研究と臨床経験に基づいた治療法であり、患者の症状改善に効果を発揮することが多いとされています。

開発者のルイジ先生はご高齢で、現在はファシアルマニュピレーション®の主な教育を行っているのは、ルイジ先生の子であるニューヨーク大学医学部( New York University School of Medicine) の医師であるアントニオ・ステッコ(Antonio Stecco)先生とパドヴァ大学の医師であり、解剖学者でもあるカーラ・ステッコ(Carla Stecco)先生、そして長年ファシアルマニュピレーションである教育インストラクターの先生達です。この資格は医師、理学療法士、鍼灸師だけが取得できる資格であり、取得するには約1週間にわたる教育研修を計3回の計3週間受けて、さらにスペシャリストになるには筆記試験と実技試験に合格する必要があります。

天才的な治療者であるルイジ先生が40年に渡り作り上げてきた治療メソッドを、その子であるアントニオ先生そしてカーラ先生が医師になり研究し科学的に証明し、そして発展させてきた背景があります。最初はルイジ先生のインスピレーションから生まれ、そして父親を尊敬してやまない医師であり研究者であるアントニオ先生、カーラ先生に医学期・科学的に形成され、そして最後に現場で使える技術として多くの教育インストラクターによって磨かれ続けられています。

真ん中が創始者のルイジ先生。
今回のfascial manupilationを学ぶあたり、一緒に学びを共にした
右から佐金さん、奥山さん、谷さん、一番左が丹さん。本当によき仲間に恵まれました。

私のファシアルマニュピレーション®️講座 受講履歴

ファシアルマニュピレーション®️講座の受講は日本のファシアルマニュピレーション®️の教育団体である一般社団法人 日本Fascial Manipulation協会の主催する講座で受講させていただきました。

2022年5月・・・岐阜にてファシアルマニュピレーション®Lv1の受講

2022年8月・・・茨城にてファシアルマニュピレーション®Lv2の受講( Lv1受講後3ヶ月間空ける必要がある )

2023年9月・・・東京にてファシアルマニュピレーション®Lv3の受講(Lv2受講後1年以上空ける必要がある)

2024年6月・・・イタリアにて国際認定Fascial Manipulation® スペシャリストを受験(Lv3の受講後1年以上空ける必要がある)

スペシャリストにならなければ、ファシアルマニュピレーション®(Fascial Manipulation®)を使用して治療を行なっていくいることは許されておらず、ファシアルマニュピレーションを受講しても筋膜調整、筋膜整体という言葉で紹介しているところは別の資格か、まだスペシャリストまで取得していない状態です。

私もせっかくであれば学ばさせていただいる団体の評価に見合った基準で治療したいと思い、スペシャリストを取得までいくぞという意気込みで受講させていただきました。

レベル3受講後、2024年6月の試験で受けたかったので(これを逃すと2025年6月になってしまうので、私としてはこのモチベーションままで行きたい!)、1年以上空いていなかったのですが、協会本部にお願いして何とか受講できるようにしていただきました。

こちら2022年に受講したレベル1の時の写真です。2024年のスペシャリスト受講まで背中を教えてくださった吉田先生。治療技術が本当にスペシャルな吉田先生がいたからこそ、スペシャリストの価値を感じました!ご指導いただきありがとうございます!これからもよろしくお願いします。
こちらレベル2の時にお世話になったマルコ先生。そしてスペシャリスト試験の試験官もマルコ先生でした。
試験会場でも日本の皆を勇気づけてくれて、マルコ先生の人柄に助けられました。
こちらはレベル3の時にお世話になった、フランチェスコ先生とアンナ先生。フランチェスコ先生は、今回のイタリア試験の前のマスタークラスの3日間でもお世話になり、軽快なトークとわかりやすい進行で学びを深められました。アンナ先生はドクターで、内臓の解剖とファシャルマニュピレーションと内臓の関係性を教えてくださいました。

私にとってなぜ国際認定Fascial Manipulation® スペシャリストまで取得する必要があったのか?

正直レベル3までで受講範囲としては全ての知識を網羅しています。しかし、それは「ただ受けた」状態であり、「身につけて・体現できている」状態ではないのです。私には、スペシャリストの方とレベル3まで受けた方では、技術と知識の正確性に大きく差があるように感じました。

例えば、レベル3の人は自分なりに悪い意味でカスタムしすぎてしまっていて、評価の工程も仮説の工程も飛ばしたり、治療の過程が曖昧だったり…。本来進むべき工程、過程を踏まずに治療してしまっているので、本来の治療効果が得られない状態で治療してしまっている印象です。治療効果がFascial Manipulation®なのか、別方法で結果が出たのか、よくわからない感覚になります。よくわからない感覚で治療をすると、症状に方法論だけを当てはめようとするので、再現性がなくなり、治療パフォーマンスに差が出ます。最初はいいけど、その方法論さえ曖昧になるのでどんどん右肩下がりに治療パフォーマンスが下がります。

私も何度かその状態に陥ってしまいました,,,。

だから、私はスペシャリストまで取得して技術と知識そして治療過程の正確性を得たいがためにスペシャリストの勉強をレベル3が終わった段階ですぐ開始しました。

今現在は、3つの教科書と3つの講義資料が丸々と頭の中にある状態です。

スペシャリストでない思考)

 曖昧な知識、曖昧な学び、整理されていない情報 → クライアントさんを評価・治療・マネジメントする 

スペシャリスト思考) 

 正しい知識、正しい学び、整理された情報    → クライアントさんを評価・治療・マネジメントする

思考がアップグレードされている感じですので、全ての質があがった感覚があります。パソコンで例えるなら、処理速度が速くなりとエラーの頻度が減ったので、スイスイと情報処理、出力できる感じです。

一般社団法人 日本Fascial Manipulation協会の副理事長であり、日本のレベル1・2のティーチャーである吉田先生から「Fascial Manipulation®の治療はスペシャリストになってから初めてスタートラインだよ。だって、トップのルイジ先生がスペシャリスト以外はFascial Manipulation®で治療していることを認めていないのだから。」

スペシャリストを取得して、この意味が本当に理解できます。

スペシャリストをとることも私にとって非常に重要ではありましたが、スペシャリストをとる過程も私にとってはそれ以上に重要でした。私のセラピストとしての仕事に大きく影響を与えているものなので、なるべく濃密になるべく正確にインプット/アウトプットしてできるようになりたかったので、プロセスに拘りました。スペシャリストを取得する過程で、ようやくやりたい治療レベルで治療できる確信が持てます。

本当にご助力頂いた方々には感謝しても仕切れません。

講義では何回も出てくるNo Assessment chart? No Fascial Manipulationの言葉。
評価表のない治療は、ファシアルマニュピレーションではない。
本当にその通りです。

スペシャリスト取得まで苦労したこと(これから目指す人の参考になれば)

イタリアのパドヴァにファシアルマニュピレーション(Fascial Manipulation)の本部があり、そちらでスペシャリスト試験がありました。

イタリアの試験は筆記試験も実技試験もあり、全て英語で行われます。

レベル1〜3までの内容を全て、理解していけなければなりません。

そしてその内容を英語の文章、英語の口頭諮問どちらのパターンでも対応できるようにしないといけません。

講義資料レベル1194ページ、レベル2 276ページ、レベル3268ページ

計738ページ

講義資料はパワーポイントのコピーなので、1ページに6スライド含まれているので、約5000スライドぎっしり内容が詰まっています。

そして、それ以外にも補助の教科書として、

レベル1理論編277ページ、実践編334ページ、レベル2314ページ、レベル3理論編360ページ、実践編330ページ

計1615ページ

と膨大な量の筋骨格系・神経系・内臓系の筋膜解剖学、筋膜生理学、生体力学、治療理論を学ぶ必要があります。

このように非常な膨大な量の筋膜に対する知識を理解し、

かつ実技試験では、正確に人体を触る技術と、評価していく技術、治療する技術、そして一人一人の状況からどんなエラーが起き、どんな治療の戦略でいくのかを仮説を立て説明していくことが必要です。

2023年9月末にレベル3を終えてから、10月、11月、12月、1月ととにかく日本語での知識の整理、触診技術の向上に時間を多くを費やしました。
毎週1回はオンラインでZOOMの勉強会を開き、ZOOMだと資料がないと知識として残らず整理されないので、全て資料を作成しました。

改めて作った資料の数を見直したら

 レベル1でpages(マイクロソフトのワードのようなmacのアプリ)で86ページ、keynote(マイクロソフトのパワポのようなmacのアプリ)201スライド

 レベル2でpagesで58ページ、 keynoteで737スライド

 レベル3で pagesで54ページ、keynoteで1120スライド

改めて
 pagesで198ページ keynote2058スライド

とこのために相当時間を費やしてやっていたのだなと実感しました。中にはまとめるために1日費やした資料やスライドもあるので、非常にページやスライドの数以上に時間を使った学んできた実感があります。

また実技試験もあるので、

 ・触診技術を向上させること

 ・運動検査の技術を向上させること

 ・口頭諮問やカルテから治療戦略を口頭で伝えること

も必要なので、月に1〜2回は集まり触診の練習をしたり、ZOOMで口頭諮問を週1回行ったりとこちらも随分時間を費やしました。

しかし、

今回幸運だったのは

・ 日本のファシアルマニューピレーション(Fascial Manipulation)協会の副理事長である吉田先生から多くの支援を頂いたこと

・ 日本から同時期にスペシャリストの試験勉強する仲間がいてくれたこと、学びの内容を共有し合えたこと

・ スペシャリスト先輩(さやかさん、若菜さん)から多くの情報をいただけたこと

です。

吉田先生やスペシャリストの先輩方々から、どのような対策をすればいいかと、スペシャリスト試験はどのようなものか、またスペシャリストから見て現場の知識と技術と乖離している部分などを徹底的に教えてもらい、仕事をしながら学びを進めることが苦痛でなく身になって進むことできました。おそらくアドバイスをもらえなければ的を絞って学ぶことができずに当日まで本当にこの学び方であっているか不安になり、また間違って認識していたことも多かったのでそこは確実に点を落としていました。本当に感謝しています。

スペシャリストを目指す仲間がいてくれたことで、モチベーションが落ちそうになった時に継続でき、また内容が膨大になった時に分担して学びができたこと、またイタリアの当日の時に助け合って対処できたことは本当に感謝しています。自分の考えが合っているのかを同じ学びをしている仲間からみて、合っている合っていないのアドバイスをもらえるのは非常に有意義でしたし、自分がスランプだった時に仲間が懸命にやっていることを感じて、またモチベーションを戻せたり、実技試験や口頭諮問があったのでその練習相手をお互いにやり合い、コツコツと準備ができたのは仲間がいてくれたおかげです。またイタリアでもお互い助け合って道順やスケジュールの確認ができたこと、ホテルでの英語でのコミニケーションを力を合わせてできたことも仲間がいなけば聞き漏れ、確認し漏れ、躊躇してコミニケーションに時間がかかっていたと思います。誰一人いなくても大変だったかと思います。本当に感謝です。


また、特に家族の支えがなければここまでなし得ることができませんでした。イタリア前からお金も時間も費やしていたので、不安だったりしたと思いますが、信じて快く送り出してくれたことに本当に妻には感謝しても仕切れないくらいです。本当にありがとうございます。

スペシャリストを取得して得られたもの

ファシアルマニュピレーション®️(Fascial Manipulation®)スペシャリストの学ぶ過程が私にとって何よりも得られたものです。曖昧に理解してたものが全てクリアになりました。

同じ内容を別の角度から、まとめていく、整理していくことでどのように治療につながっていくのか、その背景が何があってこのような戦略になっているのが深い部分で理解できました。これから、多くの方を担当する上でこの理解をして治療に臨んでいるのと理解しないで治療しているのでは、全く結果が変わってきます。

スペシャリストを取得する上で得られたものの1つはこのファシアルマニュピレーション®️に対する深い理解です。これは私が一生治療家としての仕事をしていく上で心の底から欲しかったものです。

また、学ぶ過程で得られた先輩方やティーチャーである吉田先生との関わりやスペシャリストを共に受講できた仲間との繋がりも非常に私にとっては大切なものになりました。自分自身納得のいく努力ができたのはやはり先輩、ティーチャー、仲間がいたからです。

今後とも感謝とリスペクトを忘れず、切磋琢磨できる存在になれるように精進していきたいと思っています。

また、多言語の情報に対して学びにいく勇気も、今回の資格試験の学びの過程で得られました。日本以外の情報は今までは中々取りに行けませんが、いざ学ぼう思えば、今はAIも発展していますし、英語もいろんな方法で学ぶこともできます。苦手だなと思っていて行動しないうちは、情報は得られませんが、いざやろうと思えばいろんな手段や方法があってそれを活用していけば何とでもなるということがわかりました。

多言語に対する苦手感さえなければ、まだ日本に入っていないだけ新しい情報がたくさん世界にはある。日本人は英語が苦手だけど、学ばないだけで学び始まれば自然と理解できてくることが今回、肌身に感じました。

国際認定Fascial Manipulation® スペシャリスト【CERTIFIED FASCIAL MANIPULATION® SPECIALIST/CFMS】としてできること

・筋肉や関節の影響による痛み・不調

 繰り返しの痛み・不調

 後遺症による痛み・不調

 スポーツ障害による痛み・不調

・原因の特定しづらい痛み・不調

 何十年も昔の怪我の影響による痛み・不調

 内臓(胃、肝臓、胆嚢、腸、腎臓)の影響による痛み

・自律神経の不調

 不眠、便秘、下痢

 呼吸のしづらさ

 浮腫み

 メンタルの不安感、焦り、気分の落ち込み

これらのものに対応が可能です。

ただし、ファシアルマニューピレーション(Fascial Manipulation®)万能ではなくあくまアプローチの一つであり、時には運動、食事、生活介入、薬、手術、医療機器が必要な場合もあります。しかし、ファシアルマニューピレーション(Fascial Manipulation®)の考え方を使用すれば、長引いた筋や関節の痛みや不調、原因の特定のしづらい痛みや不調、自律神経の不調などあらゆる問題を紐解くことができます。

これ治るのかな?と思ったものは一度見せていただきたいです。私で治せるものは担当させていただきますし、治せないもの適切な医療機関などを紹介致します。

これからの意気込み

私自身も20歳の頃からフィットネストレーナーからスタートし

パーソナルトレーナーやピラティストレーナーなどを経て

25歳で理学療法士になり、介護施設、整形外科、インソールの販売などを経て

名古屋市北区に2019年3月に家の部屋の一室から施術、トレーニングをスタートし

2022年7月からようやく一部屋契約して、施術・トレーニングを満足できるスペースでできるようになり

現在ファシアルマニューピレーション(Fascial Manipulation®)を提供できるようになりました。

クライアントの皆様、妻、息子のはる、私の両親・家族、妻の両親・家族、そして知識や技術や考え方を教えてくださった先輩方には非常に感謝しております。

キャリアも今年で18年になりますが、見てる方向の照準は、今通っていただいているお客様にあることは変わりはないので、まだまだ目指す治療も成果も出しきれていないのが現状です。

なのでもう一度自分自身を見直して、さらに皆さんの治療方針を見直して、痛みの改善と健康の増進と快適な身体の提供ができるように追求し尽力させていただきます。初志貫徹で、誠心誠意、対応させていただきます。

これからもどうぞよろしくお願いします。

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