慢性痛のためのケア

自分の個性と多様性を理解する

治療やパフォーマンスアップを図る上でエビデンスやトレーニング科学など原理原則は大切にしています。
しかし、年齢・性別・身長・体重・利き腕・利き脚・育ってきた過程・現在の仕事・やってきたスポーツ・性格・性別・現在の生活環境・持病・これまでの怪我・目標・現在の運動能力・集中力など一人一人全く違います。
一人一人個性があります。
Physio fitでは同じ人という動物だけど、一人一人違うと捉えて個性を大切にします。

また膝の痛い場所が同じだとしても、原因と対処法は異なる場合があります。
例えば、20代の人の膝の痛みと60代の人の膝の痛みなど、20代の人は原因は太ももの裏の硬さからくる前後のバランスの崩れかもしれません。
60代の人は体幹の筋力低下による上下のバランスの崩れかもしれません。
また女性の人の膝の痛みの原因は、便秘からくる下肢の血流の低下によるものかもしれません。
また右脚利きの人の右膝の痛みは、上半身の重心がうまく右脚に乗せれないことによる右膝の過剰な力みからくるものかもしれません。
左脚利きの人の右膝の痛みは、上半身の重心が左脚にうまく乗せれないことによる右脚の過剰な負荷であるかもしれません。
また、実は右膝の痛みは靴が原因かもしれません。
または、実はコーチに原因にもその人の個性の違いによる、違った答え(多様性)が存在します。

Physio fitではこのように個性と多様性を大切にしてコンディショニングをしていきます。

理学療法で痛みの原因を探る

多くの整体院やパーソナルトレーニングと違うのがPhysio fitの名前の由来にもなっている理学療法(Physio)を用いて分析をして、かつエビデンスを加味しながらコンディショニングをしている点になります。
理学療法士としての経験を踏まえて、クライアントであるあなたの体をより医学や科学の視点を用いて評価や分析、コンディショニングをします。
また色んな学術組織や技術組織にも参加していながら、最新かつ原理原則に基づいた改善のストーリーを立てていきます。
分析、効果検証、改善をコツコツ積み上げていくことで地道にあなたの身体を育てていきます。

五感・自律神経・内臓を整える

Physio fitは五感・自律神経・内臓の存在も大切にしています。
呼吸、消化と吸収、排泄・排尿、血液・体液循環、体温調節、免疫システム、睡眠、やる気・元気・食欲・性欲、集中とリラックスなど生きるために必要な活動を身体が五感や自律神経や内臓を使って無意識に調整してくれています。

五感や自律神経や内臓は主に脳やホルモンなどに司令を出して、互いに調整しあってうまく成り立っています。

怪我が治りにくかったり、うまく力が出せなかったり、やる気が出なかったりする背景には五感・自律神経・内臓が乱れている影響があります。
五感・自律神経・内臓が乱れていると以下のような感覚の乱れがおきます。

  • 痛みを増強させる
  • 筋力の弱化
  • 疲労の増強
  • 吐き気
  • めまい
  • 頭痛 
  • 緊張しやすい
  • 乗り物酔いしやすい
  • 不安になりやすい

この五感・自律神経・内臓をコントロールしながら、慢性痛の改善に向き合うことでよりスムーズに身体の状態を改善・向上することが可能になります。

トレーニングで体を変える

歩くこと、階段を登ることは立っているよりも大きなストレスが脚・腰にかかります。
個人の日常の負荷をそれぞれ異なりますので、日常の負荷の動きに合わせて負荷を分散させることと、そもそも負荷に関節や筋肉に耐えられるだけの強さを身につける必要があります。
ただ、トレーニングをするにしてもトレーニングをできる、トレーニングをしていってもしっかり身になる身体でなければ筋力や柔軟性は成長していかないので、Physio fitではそこをまずは重要しして施術や生活の改善ポイントを伝えていきます。

トレーニングできるようになったらあなたの体のウォークポイントとストロングポイントを踏まえながら、日常やスポーツに必要な身体の作り方を支援致します。

個性・多様性やエビデンスや筋膜の状況などあらゆることを踏まえてあなたの身体が慢性痛から解放されるように体づくりのサポートをさせて頂きます。

セルフケア習慣で身体をコツコツ変えていく

Physio fitはこちらからケアするだけでなく、セルフケアする習慣を身につけたい方、また必要な方に習得・習慣化しやすい方法も提案しています。
何をするか、どれくらいするか、どのポイントに気をつけてするか、どれくらい続けるべきか、同じ種目でいいのか、どの時間帯だとやりやすいか、どの場面だと一番効果を発揮するかなと「やること」についての具体的な設定をすると習慣化の第一歩になります。

セルフケアは実施して、効果を実感していくとやらないと身体が気持ち悪くなってきます。
そうすると習慣化の好循環ができていきます。
場合によっては、メンタルトレーニング的な介入もしていきます。
あなたにとって最適な方法を提案します。

筋膜を整える

コンディショニングアプローチの根幹を成しているのが筋膜のアプローチになります。
筋膜というのは様々な場所にあり、流体組織・ネットワーク組織・膜状組織として浅いところから深いところまで人体の皮膚、筋肉、神経、脂肪、関節、腱、靭帯、血管、内臓など様々な場所・深さに存在しています。
筋膜は硬くなったり、組織を滑らなくなったり、水分が少なくなったりすると悪さをすることがあります。
姿勢やかたよった動き、繰り返された怪我、大きな怪我、骨折、病気、食事、ストレスなどによりこの筋膜は悪くなります。

その悪さをしている筋膜を調整し、組織本来が持っている力を引き出して筋力や可動域や血流の改善を促していきます。
Physio fitの筋膜のアプローチが他と異なるのは、4つです。

  1. 表面から筋肉まで7層にある筋膜を非常に細かく分けて筋膜を滑らせていくこと
  2. 筋膜に必要な血流、体液水分を考慮して臓器のアプローチを加えること
  3. 12の筋筋膜経線を考慮しながら、多様性のあるアプローチを加えること
  4. 滑った筋膜が維持されるためのセルフケアを伝えること

これらを徒手や様々なツールを使って筋膜を本来の形に戻し、さらに良い状態に育てていきます。
さらに、Physio fitにはWINBACKと呼ばれる高性能の筋膜アプローチ機械もあるのでこれらのことどんな場所、どんな人にでも筋膜の改善・成長が実現ができます。
またコンプレフロスといったセルフケアのツールもありますので自分でできなくてもツールの力をかりながら変化を与えることも可能です。
筋膜を整えることで、五感や自律神経や内臓が改善れやすくなり、筋力や可動域や痛みも改善傾向に向かっていきやすくなりますのでPhysio fitでは筋膜を整えることを第一の選択肢として行なっています。

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