長く続く関節の痛みは様々な原因が絡んでいます。
- 現在どのような動作姿勢または状況によって痛むのか
- 痛み始めたときの原因は何か、それが明確な原因があるのか明確な原因がないのか
- 自律神経の乱れ具合
- 生活、仕事、スポーツまたはその他趣味などご自分の状況に自分の体や精神がどこまで適用できているのか
- 外科的な処置が必要なものではないのか
などの側面から原因をひもときます。
現在どのような動作姿勢または状況によって痛むのか
- じっとデスクワークなど座っていると痛くなる
- 階段を登ると痛くなる
- 歩くと痛くなる
- 走ると痛くなる
- 仕事をし出すと痛くなる
- 疲れているときに痛みが出る
姿勢が原因の痛みであれば、逆の姿勢をとれば痛くない場合があります。例えば自分が猫背だと自覚があれば胸を張ってお腹に力を入れてみてください。もしかしたら痛みが消えるかもしれません。その場合猫背の姿勢が痛みを引き起こします。
動作が原因の痛みであれば、力の入れ具合によって痛くない場合があります。例えば階段を上るときに踵に体重がしっかり乗せれていないとお尻の筋肉がしっかり働かず、膝の筋肉だけで体を支えることになります。階段を上るときに踵でしっかりと地面を押すように階段を上ってみると痛みが少し和らいだり消えたりするかもしれません。その場合体重のかけ方、力の入れ方が痛みを引き起こします。
仕事の動作や姿勢が原因の場合の痛みであれば、もしかしてコロナ禍になってから働き方が変わって痛みが和らいだ方もいるかもしれません。また年末やゴールデンウィーク、お盆など長期の休みになると痛まないとなると、仕事の動作や姿勢に対してあなたの体は適応できてないと言うことになります。それは柔軟性が足りずに仕事の動作が悪くなるのか、筋力が足りずに仕事の動作が悪くなるのか、身体の使い方が悪くて仕事の動作が痛くなるかと言うことが考えられます。
疲れているときに痛みが出ると言う事は痛みを出している組織が脆弱になっている可能性と、自律神経が乱れて痛みが感じやすくなっている2つの場合が考えられます。
これらの事は自分でもある程度把握できることなのでなんでこうなったんだろう考える際に参考にしてみてください。
痛み始めたときの原因は何か、それが明確な原因があるのか明確な原因がないのか
痛み始めた原因が明確な場合、その動作を再現してみるとその動作への適応性があるか無いかは明確になります。たいていはその動作に対しても適応性を向上させることが必要です。
痛み始めた原因が不明確な場合、適応性ができていない動作や姿勢を見つける見つける必要があります。
なのであなたの訴えている痛みに関して改善経験が多い治療からトレーナーの下で診てもらうことをお勧めします。
自律神経の乱れ具合
これは私がとても力を入れているところではあります。
自律神経の乱れの例として以下のようなものがあげられます。
- 不眠
- 背中の張り
- 頭痛
- 肩こり腰痛
- 冷え
- むくみ
- 口内炎、下痢、腹痛、便秘
- 頻尿
- 無気力
- イライラ
- 一時的な周りの人間との不適応
これらの症状があるとホルモン分泌や循環器系、内臓系の不調が存在し、自律神経の相互作用のバランスが悪く交感神経、副交感神経の機能が低下している可能性があります。
関節の長引く痛みがあると同時に、自律神経の乱れがあると
- 痛みの物質を除去する能力が低下
- 痛みを感じる神経の作用が活性化
- 治癒能力の低下
が起こります。
この場合まずは自律神経の乱れをしっかりと整える必要があります。
しっかり眠れて、気力が高まり、栄養がしっかりと身体に行き渡る身体になることがまず先決です。
生活、仕事、スポーツまたはその他趣味などご自分の状況に自分の体や精神がどこまで適用できているのか
生活、仕事、スポーツや趣味などそれぞれの活動の度合いがあると思います。
もしかしたら今の活動があなたの適応できる範疇を超えている可能性があります。
- 活動が不適応のせいで無意識に自律神経を乱れている
- 活動が不適応のせいで無意識に姿勢や動作を乱れている
- 活動が不適応のせいで精神を乱れている
そんなことが起こっているかもしれません。
身体と向き合って、自律神経や姿勢や動作を改善させてもそれでもまた痛くなってしまう場合は一旦その活動を見直してみてください。
外科的な処置が必要なものではないのか
①~④まで見直してみてもそれでもどうしようもならないという場合は再度もう一度外科的な方法を検討してみるのも手かと思います。
しかし、もう一度①~④の内容を専門家の元で見直してみてください。
もしかしたら改善策が見つかるかもしれません。
最後まで読まれた方はきっと悩んでいる方かと思いますので、心から改善策が見つかることを祈っています。