内分泌線からの身体への影響

前回の内臓系に続き生理学な内容ですが、スポーツから復帰、痛みの治療には内分泌線は欠かせない領域です。

内臓系の働きはほぼこの内分泌腺によってコントロールされています。

内分泌線は

  • お腹
  • 下腹

に存在します。

それぞれの以下の場所からホルモンが分泌されます。

脳:下垂体
首:甲状腺
お腹:膵臓ランゲルハンス島、副腎
下腹:
女性)子宮、卵巣
男性)前立腺、陰嚢

ホルモンが人間の身体に備わっていることによって、自律神経が正常に機能し身体は安定した状態で生命維持ができています。

脳内にある視床下部には下垂体と呼ばれる多数のホルモンを含んだ袋が存在します。
その袋内のホルモンは静脈を通ったのちに動脈を通って全身に送られます。

下垂体から分泌されるホルモンは、

  甲状腺
→ 生殖器
→ 全身の筋肉や骨
→ 副腎
→ 腎臓

へ送られそれぞれの場所でホルモンを出せと指令を出す役割があります。
下垂体の中のホルモンは言わばホルモンの分泌を管理するホルモンなのです。

  • 女性/男性更年期障害
  • オーバーワーク
  • 中々取れない疲労感/倦怠感
  • ひどい肩こり/頭痛
  • 便秘
  • 生理痛

などもしっかりこのホルモン分泌まで整えていくことで解消されていきます。
特に、背骨の動きとホルモンバランスは関係が深いです。

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背骨に沿って、交感神経節という自律神経を司る神経が分布しています。

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胸椎上部は心臓と肺

胸椎下部は肝臓・胃・膵臓・十二指腸・小腸

腰椎は大腸・腎臓・膀胱

仙骨は生殖器

それぞれの自律神経不調に応じて、背骨の場所に動きの悪さが出てしまい、硬いままにしておくとホルモン分泌も悪くなるといった悪循環が起こります。

背骨を柔らかく保つことでホルモン分泌を正常に保つことができます。

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