怪我が治ってから、コンディショニングが終わりではなくそこからコンディショニングがが必要になります。
スポーツをそのレベルで続けていくには、身体の機能性を高め続けることが必要と私は考えます。
身体の機能性を高める方法としていくつかありますが、思いつく限りを下に綴ります。
①正しいスポーツ動作を理解して、正しいスポーツ動作を実施し続けること
② 正しいスポーツ動作に必要なフィジカルパフォーマンスを理解して、フィジカルパフォーマンスの維持・向上に努める
③ 必要なフィジカルパフォーマンスを維持・向上に必要なエクササイズ(トレーニング・ストレッチなど)を把握して、それを定期的に実施する
④ トレーニング・エクササイズは常に効果の向上に確信があるものを採用する。
⑤ 全てのトレーニング・エクササイズはある程度実施すると適応(慣れ)が生じるので、トレーニング・エクササイズは1ヶ月~3ヶ月単位でやることを見直す必要がある。
例えば、私は
・ランニング
・トライアスロン
・バスケットボール
・フェンシング
に関わっています。
※上から順に関わっている濃度が濃いです。
ランニングの正しい動作とはどのような状態でしょうか?
スイム、バイク動作の正しい動作とはどのような状態でしょうか?
ジャンプ動作の正しい動作とはどのような状態でしょうか?
ターン動作の正しい動作とはどのような状態でしょうか?
正しい踏み込み動作とはどのような状態でしょうか?
正しい構えとはどのような状態でしょうか?
この投げかけに対して、答えを持っている選手ほど怪我の予防がうまく、怪我の復帰が早い印象があります。
スポーツに必要な正しい動作を理解し、正しい動作からの逸脱に気づけるのが第1歩でしょう。
気づけたら修正しようと思えます。
気づけなければ修正しようとは思えないので、怪我するまで気づきません。
正しい動作が理解できたら、それが再現できるように努めることが必要になります。
練習中に
・膝は正しい位置か?
・股関節から動かせているか?
・脇の下や背中は使えているか?
・お腹の力は抜けていないか?お腹の力抜けて足音が大きくなっていないか?
・すぐに動き出せる体勢が作れているか?
・お尻の筋肉を感じられているか?
などなど正しい動作を実行できるエッセンスはたくさんあります。
常に
問いかけ→
正しくできるように試行錯誤→
問いかけ→
正しくできるように試行錯誤→
問いかけ…
のルーティンを基礎練ほど思考できているほど正しい動作の再現性が向上します。
いい選手でもこのプロセスがなく運良く強くなってきた選手は、怪我した後に元のパフォーマンスに戻りづらくなります。
私はこの正しい動作を私の関わっている人たちにわたりやすく伝えるのも使命だと感じています。
意識だけではどうしても修正できない動きがあることを皆さんは経験されているかと思います。
ここまで伸ばしたいけど、伸びない。
ここで力を入れたいけど、入らない。
ここで身体をまっすぐ保ちたいけど、保てない。
このような壁にぶち当たった場合に、その動作を行う上で身体がその動作を実行できる能力がないことを示しています。
いわゆる準備不足です。
だから、ちゃんと動くために準備(エクササイズ)が必要になります。
今自分はこの動きをできるようにしたいから、このエクササイズに取り組んでいる
あるいは、このエクササイズをすると調子がいい
というようなエクササイズを把握してコツコツ実行することが地味だけど非常に大切になってきます。
そのエクササイズは何のためにやっていますか?
何のためにが説明できないエクササイズで続けているものは、もしかしたら続けることが目的になっている場合があります。
エクササイズは常に査定を行ってください。
エクササイズを3週間以上やってみて結果がわからないものは、やり方が間違っているかそもそも必要ない可能性があります。
無駄なエクササイズに時間を浪費せず、常に効果があるものを続けてください。
正しいエクササイズが実行できていれば身体は負荷に対して必ず適応を起こします。
適応を起こしたエクササイズは、少しずつ負荷を上げていく必要があります。
早い選手で1ヶ月、遅い選手で3ヶ月もあれば適応を起こします。
なので、やってきたものは1ヶ月~3ヶ月単位でスピード、重さ、バランス負荷を見直す必要があります。
同じ負荷の同じやり方を同じようにやり続けてもあまり効果が出てきません。
常にあとちょっと。今日は後少しだけ。
この精神がミソになります。
またエクササイズの週の実行回数は3日以上行う必要があります。週1~2回の実行では維持程度の効力しかありません。※但し、高強度のエクササイズは例外もあります。
伝えたいことが多くて文字が溢れます。
少しでもあなたのスポーツライフにプラスになる情報を伝えられば嬉しいです。